タクシードライバーのみなさんのクチコミ

タクシーの運転手という仕事には自由度の高さ、努力する姿勢に比例する収入、そして社会に貢献する役割を挙げられる。

タクシーの仕事の魅力は何と申しましても、自分の体力と気力に応じて収入を伸ばせる。そして他の会社勤めにない自由が利く。この二つだと思います。

私がタクシーの仕事に就いたのは、20年ほど前でした。派遣社員として自動車製造の工場でライン作業に携わっていましたが、30代の後半にさしかかり体力も気力も衰え始め、転職を考えました。昔から自動車の運転が好きだったので、タクシーの仕事ならそんなに苦にならないだろうと考えて、愛知県のタクシー会社に応募して入社。そこで二種免許をとらせてもらいました。二年間勤務すると免許取得の費用は免除されるということでした。

初めのうちは何せ道を覚えるのに苦労しました。九州から出稼ぎで愛知に来ていたので、土地勘がまるでありません。しばらくは休みを返上してあちこち走り回りました。

3か月もすると、ある程度迷わずに走れるようになりました。

一つラッキーだったのはこの土地がトヨタ自動車の工場があちこち立ち並ぶ所で、その関連で下請け企業や工場が圧倒的に多い地方でしたので、タクシーの仕事においても、その会社関係が大きな割合を占めていました。ですから、ある程度そういう会社名と所在地を把握していれば、何とかして仕事をこなせていけていたのです。

でも私が考えていた以上にタクシーの仕事はハードでした。15~16時間の勤務は当たり前で、忙しい時は20時間勤務という事もありました。 繁忙期と呼ばれる年の瀬や連休前などは勤務があけて4,5時間したらまた出社などという事も珍しく有りませんでした。

ただこれも私が思っていたよりも遥かに多くの収入を得ることが出来ました。

そうです。タクシーの仕事の魅力は体力と気力さえ持続出来るならある程度望む収入を得られるという事でしょうね。 大半のタクシー会社の給与体系は営収によって決まります。バラツキはあるものの40~50%を売上から支給されると考えて良いと思います。仮に月に100万売り上げたなら手取り額は40~50万円くらいになるでしょう。 普通に仕事していればそれくらいはもらえましたし、稼ぐドライバーになると150万以上売り上げる人もいました。

それともう一つタクシーの仕事の大きな魅力は、ある程度自由が利くという点だと思います。勤務に就いて一旦会社を出てしまえば、会社でじっと机の前に腰掛けて、嫌な上司の小言を聞いていなくちゃならないわけじゃないし、腹が減ったら好きな時に飯を食えばいい。疲れたら人気のない場所で休んでいればいいのです。 現在はGPSが発達してドライバーの居場所や行動をかなり把握、管理出来るようになっていますが、それでも余程サボっていなければ指摘はされないでしょう。

そして運転に支障がないのなら何歳まででも乗ることは可能です。

特にただでさえタクシーの運転手の成りては少ないので、会社としても辞めて欲しくないと思っていると思います。 ただ先ほど申しましたように、今はGPSの発達によりお客様のいらっしゃる場所への誘導も、目的地までの道のりも全てナビゲーションでやってくれるので、新たにタクシーの運転手になった新人ドライバーでも安心です。 ナビゲーション通りにハンドルを切ってさえいれば目的地に到着できるのですから。 一昔前のようにメインロードは勿論、裏道から早道まで全部脳裏に叩き込んでおかないと仕事にならないなどという事はありません。

免許さえあれば、その日からでも乗務出来ます。 あと何年かするとタクシーの仕事も自動運転の普及によってドライバーが必要なくなる時代が訪れるのかも知れません。しかしながらまだまだ高齢者や体の不自由な方々にとってタクシーはなくてはならない交通手段であり、大切な足なのです。

高齢化社会になった今その役割は社会にとって欠かせない存在であると考えて良いと思います。

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